日テレドラマ「いきなり婚」のマーケティングがうますぎて圧巻‥!!

日テレドラマ「いきなり婚」のTVer総再生数が1000万回突破。(2月13日時点)
西村海都 / 若者マーケティング屋さん 2025.03.03
誰でも

日テレドラマ「いきなり婚」のTVer総再生数が1000万回突破。(2月13日時点)毎週火曜 24:24〜24:54放送と、ゴールデンタイムではないのにも関わらずこれだけの注目を浴びているのにはSNSマーケティングが絡んでいました。

組み合わせ方がうますぎてつい拍手してしまったので、ぜひ僕の解説をご覧ください!

TikTokでショートドラマを展開!

いきなり婚公式TikTokアカウント

いきなり婚公式TikTokアカウント

最近盛り上がりを見せている「ショートドラマ」NTTドコモやごっこ倶楽部を始め、多くの企業がショートドラマを制作し、視聴者の心を掴んでいます。

ショートドラマは45秒-1分ほどで展開されるため、従来のドラマとは制作方法が異なり、画質はもちろんのこと画角やテンポ感、カット割りなど細部までこだわって制作しなければいけません。これにより制作ハードルがかなり高いフォーマットとなっています。画角は縦型用に対応していないと人物がはみ出たり、興味を惹き続けるカット割が実現しません。

また、素人が制作しようとすると画質問題も発生します。ショートドラマではショートドラマっぽい画質が存在し、そのような画質をTikTok上で見かけると脳が勝手に「この動画はショートドラマだ=面白いことが予測できるから視聴し続けよう」と認識します。

地上波ドラマでは、元素材の画質が綺麗なのでこれに少し編集を加えればショートドラマになるのですが、ここで問題なのは素材があっても縦型想定ではないので視聴者を惹きつけるシーンがつくれないということ。

ですがこの動画を見るとかなりショートドラマになっています、、、!!

このアカウントでは「切り抜きスキル」が異常に高く、最初の数秒で視聴者の興味を惹きつけています。

この切り抜き方と構成には正直拍手しました。横画面想定で撮られた動画なのに、まるで縦型用に撮られたかのようなカット割やテンポ感になっています!!

いやー、非常にうまいですこれは。

新しいSNSマーケティングと古いSNSマーケティング

なにかを世に認知してもらう上でSNSマーケティングは必要です。むしろ、SNSマーケティングをやっていないのは勿体無いのです。広告に比べると比較的安価ですし、「広告=うざいもの」という認識があるので中長期的に考えるとSNSをやるべきです。(短期特化であれば広告もありです!3ヶ月の時間があるのであればSNSをやるべきだと考えています。)

このドラマもうまくSNSを活用してTikTok上のユーザーからの認知を獲得しています。その結果、地上波のドラマの視聴率につなげているのです。

よく勘違いしがちなのが、昔のSNSマーケティングの手法と今のマーケティング手法です。昔はこれで問題なかったが、今はもう通用しないというものです。今のSNSでは動画の質が上がっているので、”今風”にしないといつまでも古臭いマーケティングをすることになってしまいます。

※例に出していますが批判している訳ではないです、、、🙏

昔は、ドラマ用のアカウントもこのようにエンタメに振り切っていました。オフショット感があって有効な手法でした。

コンテンツのクオリティが高くなってる昨今では、このような手法では数十万再生は取れても、100万再生以上は取れなくなっています。

ドラマ系のアカウントなのであれば、いきなり婚のようにドラマの素材でショートドラマのようにコンテンツを制作すべしです。ショートドラマが大バズりしている昨今において、ショートドラマで展開しない手はないのです。むしろ、現在においてもエンタメ色強めな投稿をしているのであれば、トレンドが読めていないのでその運用会社頼むのはちょっと辞めたほうが良いかもしれません、、!

他にも業界やジャンルによって、古いSNSマーケティングと新しいSNSマーケティングが存在しているので要望があればnoteに書きます!

リアルタイム<オンデマンド

このnoteの冒頭で、TVer総再生数が1000万回を突破(2月13日時点)したと書きました。毎週火曜 24:24〜24:54放送と、ゴールデンタイムではないのにも関わらずこれだけの注目を浴びています。

この結果から見えて来るのが、視聴者はリアルタイム視聴をそんなに重要視していないということです。むしろ、オンデマンドで見るほうが都合が良いのです。スポーツはリアルタイム視聴文化ですが、、、!

なぜオンデマンドの方が都合が良いのか。3つに絞りました!

  • CMの待ち時間があらかじめどのくらいか分かるから

  • その時間にテレビの前で拘束されないから

  • 自分の好きな時間に見れるから

CMのあのながーーーい時間があとどれくらかが分かるのと、30分や1時間の拘束時間をオンデマンドだったら通勤/通学の電車の中などで見れるのは大きいです。要は時間をいかに自分でコントロールして使えるかが重要なのです。

このような理由からオンデマンドでの再生回数がこれだけ増えているのです。裏を返せば極論、内容が面白ければゴールデンタイムでなくても、地上波じゃなくても良いのです。

YouTubeやNetflixが台頭している理由はそこで、今後この動きはより一層強くなっていきます。YouTubeで地上波のようなクオリティが高いドラマの連載が出て来るのも時間の問題です。

映像作品は全ショートドラマの時代へ

地上波ドラマに限らず、映像素材があればそれをショートドラマに編集し直せば良いのです。「切り抜きスキル」が高ければ間違いなくバズります。

結婚式の映像でも、メイキング映像でも、没になってしまった映像でも、密着映像でも、YouTubeの映像でもなんでも良いのです。画質はもちろんのこと画角やテンポ感、カット割りなど細部までこだわってくださいね。

ショートドラマには没入感やInterestingが入り混じってます。※Interestingについてはこのnoteで話しています!

これが出来てしまえば、もう全ての映像が没入感のあるショートドラマになり、TikTok上の動画のクオリティも一段と上がります。

そうすると日本全体の動画の質が上がり、中国のクリエイティブを超えてくる日が来るでしょう。

度肝を抜かれると思いますが、これが世界最先端のTikTok(中国では抖音)での映像です。

僕たちはこのような高水準の動画制作カンパニーへと成長し、日本のSNSマーケティングを牽引する企業となります!!

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